今週の投資定点観測(2025年10月26日)

対象期間

2025年10月19日〜2025年10月25日


1. 主要経済指標

  • 米CPI(9月):前年比 +3.0%/予想 +3.1%/物価上昇鈍化との見方あったが依然FRB目標(2%)上回り継続警戒材料。

  • 米S&Pグローバル総合PMI(速報):54.8/予想横ばい/サービス主導で加速も先行き判断は慎重。

  • 日本・全国コアCPI(9月):前年比 +2.9%/予想一致/エネルギー・食品の上昇で加速、日銀の追加判断材料に。

  • 日本・PMI(10月速報):製造業 48.3・サービス 52.4/予想横ばい/製造は受注弱く、インフレ圧力はコスト転嫁で持続。

  • ユーロ圏総合PMI(10月速報):52.2/予想 51.0/需要回復で拡大ペース加速、独強・仏弱の非対称。


2. 主な経済ニュース・国際情勢

  • 米国:政府機関閉鎖で一部統計遅延、だがCPIは予定通り発表。示唆:インフレ抑制期待にはまだ距離あり。波及:FRBの政策余地縮小。

  • 日本:インフレ再加速+製造業停滞という“二極”の構図。示唆:実体経済への波及警戒。波及:次期政策会合で「次の一手」探る展開。

  • ユーロ圏:PMI改善で景気持ち直し兆し。示唆:金融引き締め継続より据え置き期待。波及:通貨・金利の安定材料。

  • 中国:貸出指標据え置き=緩和余地残す慎重姿勢。示唆:信用/不動産サイクルの下振れリスク依然。波及:アジア域内&世界需給に影響。

  • インフレ構造変化:米ガソリン価格が月次 +4.1%と上昇大きく、住宅コスト上昇鈍化。示唆:エネルギー・輸入価格が再び重荷に。波及:家計・企業コスト転嫁の可能性。


3. 投資スタンス

  • 株式:中立やや慎重 — インフレ鈍化期待と景気二極化の綱引き、調整余地あり。

  • 債券:中立 — インフレが下振れしない限り利回り低下余地は限られ、分散維持を。

  • コモディティ:中立 — エネルギーなど上振れリスクはあるが、景気見通しの不透明感が抑制。

  • 為替:レンジ志向 — 米ドルはインフレ・利回り面で支えられる可能性、円・ユーロは政策示唆待ち。


当週の所感・観察メモ

  • 米国のCPIが予想をわずかに下回ったものの、3%水準で高止まりしておりFRBの「安心」には程遠い。

  • 日本ではインフレと需要側減速が同時進行しており、「スタグフレーション予備軍」の警戒が高まる。

  • 今週は各国中央銀行の政策発表・会合が控えており、マーケットは“次の一手”に敏感になっている。

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